新緑の季節。
若芽がドンドン成長し、あっという間に木々は緑の装いへ。
初夏を迎えるこの季節、室内も爽やかにグリーンでコーディネイトしてみてはいかがでしょう。春先から色とりどりの柔らかい花々に囲まれていると、突如としてシンプルさが好ましく感じられる気がします。
GWは軽井沢で過ごしていたのですが、私はこの新緑の季節が大好きで、生命力に溢れた緑の中にいるだけで、心も体も軽やかに、そしてエネルギーが漲る感じがしてきます。
ちょうど山菜の美味しい季節で、美味しい空気と一緒にたっぷり頂きました。
森林浴と新鮮な食材で充電し終えて、一週間ぶりに帰った我が家はガランとしていて、随分と広く感じられました。それは、出かける前に観葉植物以外の花を片付けて出かけたからなのですが、彩のない空間に心地よさを感じていました。
前回、前々回と、花のある暮らしを奨励してましたが、なければないで、さっぱりとして気分が良い(笑)という感覚を味わうこともできました。
それには、こんなきっかけもあったんです。
身体の中からリセットする習慣
上記のように思えたのも、もしかしたらファスティングのお陰かもしれないと振り返ります。実は、GW前に、3日間のファスティングを行いました。
ファスティングとは、「断食」という意味です。その方法はいろんな方法がありますが、固形物は一切とらず、水分の補給のみ行います。
そうして体の中をリセットしてみると、内臓にぽっかりと空間ができたような、軽やかな爽快感を味わうことができるんです。そのように整えた体に、自然の滋味あふれる野菜が何より美味しくて、余計な味付けは不要だと感じます。
少しばかり「無の境地」を知ったような気分で、「なければないでOKなのね!」、余計なものを詰め込まない生き方は、とても清々しいと実感しました。
時々そんな事を実践できると、生活に余白ができて、そのゆとりのある状態に素敵な偶然が飛び込んできたりします。(ほんとうにそうでした!)
生活に余白をつくる。シンプル&植物のある暮らし方とは?!
生活に空白を作るなんて、今の時代においてはむしろ贅沢でさえあるかもしれません。それは、それなりの覚悟と時として、ちょっとした努力が必要で、お金を出しても簡単に手に入るものではないから。
この新緑のエネルギーを味方に付けて、シンプルライフを楽しんでみるといいかもしれませんよね。
例えば、
衣替えの作業をしながら、不要なものを選別しクローゼットの中もスッキリとさせましょう。
今の季節なら、窓を開け放ち空気の循環を良くしながらサクサクと掃除が進みます。
きれいに片付いたシンプルな空間だからこそ、何を足すのか慎重になります。何か飾りたくなったら、まずは「色の引き算」。グリーンのみでアレンジしてみるのはいかがでしょう。
単調にならないように、グリーンの濃淡や葉の模様でアクセントをつけます。
こちらは、実のついたアイビーと蔓状の斑入りアイビーを合わせました。
葉に模様が入っているので、花器はシンプルな物の方がよりシックです。
また上級編としては、ワイヤーを使って葉を丸めたり束ねたりしてちょっぴりモダンに仕上げます。
ハランとクッカバラのアレンジ。
こちらは、斑入りのミスカンサスを束にして丸め、その間に短くカットした実付きアイビーを合わせ、小さな束にして一輪挿しに活けます。
工作を楽しむ様に自由にアレンジすると、葉の組み合わせで色々な表情を作り出す事ができます。その上、花が入っていない為かなり長く飾れるところもうれしいですね。
また、殺風景になりがちなトイレや洗面所などお勧めです。
我が家にあるグリーンアレンジは1か月以上もっています。そしてアイビーなどはそれ以上長持ちし、根が生えてくるので頃合いを見て、鉢に植えてあげるとドンドン葉を付けてくれます。
空間にゆとりを持つことで、癒し=パワースポットが生まれるんです。
グリーン使いは住空間を美しく飾り立てる事のみならず、植物を飾る事によって、人の心を癒す温かみが生まれるのではないかと思います。
物言わぬ静かな生命力が人を優しく包み込むような、ぬくもりのある空間を創り出すように感じられ、日々その恩恵を受けています。
環境や気候の変化がある為に、今の時期は体調や心のバランスを崩す事もあり、それを5月病と言ったりしますね。
住空間をご自身のパワースポットにして、ゆっくり体や心を休めて明日へ向うエネルギーを補給する場所であって欲しいと願います。その為にも、余白を作る事はとても大切なことです。
沢山持つ事が余裕を生むのでは決してありません。空間がゆとりを生み、「幸運」はいつでも、ゆとりのあるところに飛び込んできます。みなさんは、そう感じませんか?
セレンディピティーライフを実践する為に、まずは生活に余白を作る事から始めてみてはいかがでしょう。
余白のある空間×植物で、潤いのある生活。素敵ですよね。
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