随分と前から言われてきましたが、ここ最近は更に、「個性を大切に」「自分らしく」「ありのままで」といったテーマが話題に登るようになりました。
いろんな角度からの「自分らしさ」の探り方がありますが、今日は「強み」に関して、ご紹介していきます。
最近、「強み」という言葉を耳にするけれど、「強みって何?何だか、よくわからない。」と感じている人も多いでしょう。
「強み」を活かし過ごしているときというのは、普段の「超自然体」の自分の状態。
強みは、「自分らしさ」の一部であって、自分そのものなんです。
あなたの強みは何ですか?
「あなたの強みは何ですか?」と聞かれてすぐに答えれる人は少ないと思います。
仕事やビジネスに長けている人は、すぐに「自分の強みはこれです!」といえるかもしれません。
しかし、それも「ビジネス」という分野で見た時のごくごく一部です。
ビジネス書や自己啓発書をみると、最近は「強み」に関して書かれているのも登場するようになりました。
ですが、「強みとは何なのか?」という明確な定義がされずに話しが進んでいるので全体的にボワッとしていたり、単にビジネス上の「USP(独自の売り)」と同義で扱われていたりしていますね。
ビジネスをしていない人にとって「強み=自分には関係ない話」になっていたり、「才能」と一緒に扱われていて、少し残念な気持ちになります。
というのも、
個人の「強み」は「才能」とは違います。
もちろん、ビジネスのUSPとも異なるものなんです。
強みの定義とは??
強みの定義は、
「他の人には難しいけれども、自分にとっては当たり前に、簡単に出来てしまう事。あるいはなってしまう事」
です。
例えば、
・泣いている赤ちゃんを抱っこした瞬間に赤ちゃんが泣き止んでしまう
・会議中にトイレに行きたくなる人がすぐに分かる
・飲み会の幹事になったら毎回、出席率が95%を超える
・自分が車を運転したときは、祝日だろうがゴールデンウィークだろうが、必ず駐車場が空いている
・初対面の人が、何故か心を開いてくれて、悩み相談をすぐにされてしまう
など、そういった、日常の中の何気ない「自分にしか出来ないこと」「他の人には難しいこと」が強みです。
強みとは「初めからできる。そうなる」といった、自分に生まれながらにして備わっている標準装備の「武器」のようなものです。
はじめから備わっているので、自分らしさの一部だと言えます。
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強みの特徴
強みを使っている時には、幾つかの特徴があります。
努力して鍛錬して習得したものではないので、強みを使っていても、何の「喜び」も「達成感」も「満足感」もないのが特徴です。
なので、強みは呼吸のように当たり前のことなので、自分ではなかなか気が付きにくいというのも特徴です。
「凄い上手に息をされてますね!?」
と褒められても、「はぁ…?」となってしまいますよね?
それと同じように、強みを指摘されたり褒められても、「はぁ…?これがですか??特に何もしていませんが…」
となってしまうものこそ、強みである可能性が高いんです。
やる気を出しているわけでもなく、情熱やワクワクしている時の自分でもなく、普段の「超自然体」の自分から人生をスタートしてみると、文字通り「自分らしさ」からスタートしていると言えます。
では、どうやって強みを発掘すればいいの?
強みを発見、発掘するには、10種類以上の強み発掘方法があるのですが、その中でも特にオススメの方法を今回ご紹介します。
それは、「ポジティブフィードバック」という方法です。
強みは呼吸レベルで当たり前にやっているので、自分では気がつきにくいということを先程お伝えしました。
ですので、ぜひ、強みを発掘する時には「人の声・意見」に耳を傾けてみてください。
具体的には、30人以上の知人に、
「今、自己分析をしているので〈他に人には難しいけれども、私には簡単にできていること〉を教えていただけませんか?一つでも構いません。ご協力お願いします」
とアンケートを取ってみてください。
集まってきた声は、ノートなどに記載します。
アンケートを取る相手は親しい知人でなくても構いません。むしろ、あまり親しくない人から見ても歴然である特徴は強みである可能性が高いと言えます。
30人以上の声が集まったら、それらのうち納得できるものにはマークをつけておきます。
次に、
似たような項目をグループとしてまとめ、更にそれぞれのグループにはどんな共通点や傾向があるかを分析します。
最後に、
分析から類推(るいすい)される「自分だけにしか出来ない、あるいはならない事」=「強み」が何なのか、その強みの奥にある「強み」は何なのか?を予想して記載します。
そうすると、段々と、自分の強みが浮かび上がってきます。
初めのうちは、「強み発掘」に慣れないので難しいかもしれません。
ですが、「他の人には難しいけれども、自分にとっては当たり前に、簡単に出来てしまう事。あるいはなってしまう事」という視点に慣れ、その視点で自分や他人を見れるようになると、徐々に発掘しやすくなってきます。
強みは無数にあります。
状況や年齢や場が違えば、使う強みも違ってきます。
ですので、1個2個を発掘して終わり、ではないんです。
ぜひ気長に自分研究をされてみてください。
今後も、「その他の強み発掘方法」や「強みの活用の仕方」「才能との違い」などご紹介していきますのでお楽しみに。
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