普段どれくらい本音を伝えられていますか?
本音で生きてるってどれくらいの人がいえるでしょうか?
私たちは、いつから本音で言えなくなって来たのでしょうか?
エレベーターの中や、街中で子供が「なんであの人ハゲてるの?」という言葉を言うと、すかさず親が「そう言うこと言っちゃいけません。」
と言うような光景を目にしたり、子供の頃そんな記憶がある方もいらっしゃると思います。
本音は傷つくと思い込んでいる。
本音や、見たままを言ってはいけない。
私たちは、そう教育されて来ているから本音が言えなくなってきているのです。
思ったことをそのまま言って、人を傷つけたことがあったり、
思ったことをそのまま言って、傷つけられたり
思ったことをそのまま言って、聞いてもらえなかったり
本音で傷ついたり、傷つけられたり、聞いてもらえなかったりすると、怖いと言う感情が湧いて来ます。
悲しいと言う感情も湧いて来ます。
そんな傷があるからこそ、本音が言えなくなって来ているんですよね。
本音自体は悪くなかったのに、その後の体験が、痛かったり苦しかったりすると「本音がダメなんだ!」と、間違った記憶をインプットしてしまうことになります。
過去の記憶をたどってみる。
過去に何が起きていたのか、本音を言ってなんでダメだったのか、思い出して見てください。
子供の頃は、ダメと言われたら「なんでダメなの?」と聞きませんでしたか?
私たちは、だんだんとそうやって聞くこともやめてきてしまったかもしれません。
聞いても傷つくと思ったら、聞くことすら嫌になってしまいますよね。
ですが、きちんと聞いていたら??
本音がダメなのではなかったかもしれないんです。。。。。
過去は、もう一度やり直せませんが、思い出すことで見えてくることもあるかもしれません。
例えば、
母親にお菓子が欲しいと言って、ダメと言われて悲しかったとします。
その後も母親に何度か「ダメ!」と言われたから、お菓子を買ってと言い出しにくくなった。
ですが、大人になった今、あの時どんな状況だったのか思い出して見ると、
・夕飯の食費を計算してお金を持ってきていたら、お菓子を購入する分の手持ちのお金がなかったのかもしれません。
・もしかしたら、すでに自宅にお菓子を購入して置いてあったのかもしれません。
・もしかしたら、次の日はお誕生日でケーキを出すから、甘いもの続いてしまうからと、お菓子を控えたかったのかもしれません。
こうして見ていくと、たまたまあの時はタイミングが悪かっただけで、買ってくれた日もあったことを思い出せたりしませんか?
本音を伝えて、叶えてもらうのが当たり前!と言う考えを手放す。
あなたが本音を言って、相手からどんな返事が返って来てもいい!と思えたら、相手の反応を気にすることなく、相手の言葉に落ち込むこともなく、本音が言えるようになると思いませんか?
お願いしたら、聞いてくれなきゃ嫌だとか、
欲しいと言ったものが、手元に来ないのは嫌だとか、
今やりたいと言って、今すぐできないことに腹を立てたり、
これらは、自分のエゴなんです。
もちろんそうしたい気持ちがあるのがダメなのではありません。
自分の中にそういう素直な気持ち=本音がある。
そう理解する。
あなたの素直な気持ちを伝えても、相手ができないことだったとしたら、要求しても叶わないでしょう?
例えば、インターネットで何か欲しいものを注文します。
今すぐそれが欲しい。明日届かないと困る!
とあなたは思っていても、ショップに在庫がないときだってありますよね?
「自分の思いと相手の思いは違って当たり前」
ということを本当の意味で腑に落とせたとき、どんな返事が帰って来ても良いという状態になれるんです。
本音を伝えることと、伝えたことを叶えてもらうということは、違うということなんです。
”相手の答えを決めつけない”ということがまさにその答え。
例えば、「あれ食べたいなぁ」と言った時に、
「いいね!」と言われてもいいし、「それはダメよ。」と言われてもいいという考え方です。
相手にも気持ちがあるので、どんな答えが返って来てもいいはずなんですよね。
大人になって来たら、それができるはずなんです。
それなのに、自分の気持ちをストレートに伝えている人を見て、
「大人になったら空気を読むべき」とか
「大人になったら、周りに合わせるべき」
と思っていたり、
「ここは、〇〇するべきよ。」と相手の答えを勝手に決めつけていませんか?
この「〇〇すべき」いう感覚や考え方をもっていると、残念ながらどんどん本音からかけ離れていきます。
この場合、本音を伝えることがいけないのではなく、本来は「調和」が目的だと思うんです?
「調和」とは、誰かが作ったルールに則ることではなく、お互いの本音(気持ち)を尊重して、そのバランスをとることなのではないかと思うんです。
本音が伝えられると生き方が変わる
お互いのバランスを感じて調和すると言うことを理解し、本音が言えるようになると、自分の正直な気持ちがよりわかるようになってきます。
そのように過ごしていると、生き方が変わってくるんです。
どう変わるかというと、まず付き合う人が変わります。
例えば、同じように素直な人たちとは話ができるのですが、
「〇〇するべき」とか、「一般社会では〜」とか、「普通は〇〇だ」というようなことを話している人とは、全く話がかみ合わなくなってきます。
そうすると、そういった「〇〇するべき」な人たちとは、付き合いが極端に減って来ます。
そうなると、自分自身が無理することが減ってくるので、とても過ごしやすくなるんです。
例えば、会社などどうしても変えられない場所や人間関係の中では?!
「この場合はこうだ。」
という会社のルールやそういった雰囲気はありますが、
自分の中で
「会社の中では、会社のルールや規則、上司の指示に合わせるけれど、本当の自分はこっちがやりたかった。」
という場合もあると思います。
その場合、自分の気持ちや考えを上司や同僚に伝えることもできますし、その場の雰囲気や状況で判断し、自分の中で整理する時もあると思います。
自分の中で整理できると気持ちもクリアになってくるので、例えやりたいことができなくても、自分と会社の間で心の中で”折り合い”をつけやすくなってきます。
誰でも、会社やどうしても変えられない人間関係ってありますよね。
その中で、何が変わったら楽になるのか?というと、自分の気持ちの整理ができると楽になってくるんです。
整理をするというのは、
”自分の本音と相手との間にある意見の違いをよく聞き、よく見て、よく感じて、現時点で何をゴールとしていて、どのように進んでいくのがベストなのか??”
そう考え、感情や思考を整理していくと、
「自分の中から湧き出してくる感情はあるけれど、それはそれ。」と客観的に自分を見ることができるようになってきます。
これができると、感情に振り回されることが急激に少なくなります。
だからと言って、決して人間味やあなたらしさがなくなるわけではありません。
よりバランスのとれた素敵な人になっていくだけなんです。
バランスが取れている人とは、魅力的な人(=成熟した人間)になっていくということでもあると思うんです。
自分の中でもバランスが取れていて、
相手との間でもバランスが取れて来たら、生きやすいと思いませんか?
決して、自分の本音を押し殺すということではなく、
また、相手の答えを強要するということでもないんです。
幼い子供のように、
本音を伝えたから、叶えてもらえないと駄々をこねる(感情的になる)
ということでもありません。
自分と調和すること、相手と調和すること。
本音で生きるって、そういうことだと思うんです。
また、本音で生きていくとカラダも変わってきます。
今カラダが必要なものもわかるので、暴飲暴食も無くなってきます。
より美しく、自分らしくなっていくのです。
そして実は、「ココロもカラダも楽になること。」
本音で生きる人生とそうじゃない人生。
どちらが自分にとって生きやすい人生ですか?
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