☆基本のマクロビのグルテンフリー米粉クッキーを作ろう☆
最近では「グルテンフリー」という言葉も浸透してきましたね。
グルテンというのは、小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質の一種。
タンパク質のグリアジンとグルテニンが反応して、グルテンとなります。
小麦粉の生地を捏ねた時の弾力や延びる性質があると思います。
この性質は、グルテンによるものです。
○なぜグルテンフリーが注目されているの?
グルテンフリーは、急に注目を集めるようになりましたが、なぜ今、グルテンフリーを取り入れる方が増えているのでしょうか?
実はグルテンは、アレルギーの原因となりやすいことが分かってきたからなんです。
即時型のアレルギーではなく、遅延型のアレルギーの場合もあるため、本人がアレルギーと気がつかずに、様々な不調の原因となっていることがあります。
人によりその症状は様々ですが、頭痛や目まい、精神の不安定、下痢や便秘。
肌に湿疹やかゆみが出るなどがあります。
(*遅延型アレルギーでは、摂取後の時間や日が経ってから症状が出てきます。)
また、グルテンだけではなく小麦粉がアレルギーの原因の場合も。
どちらも、小麦粉などを控えることで、症状が緩和されることが知られています。
また、小麦粉に含まれる成分は、食欲増進の原因となったり。
農薬やポストハーベストが健康への害になったり。
粉になって精製されている分、小麦粉は血糖値を上げやすかったり。
(ポストハーベストは、収穫後に使われる農薬のことで小麦粉は使われやすい。)
というように「グルテン」だけでなく、「小麦粉」そのものの理由で、控えたほうが美容、ダイエット、健康に良い。
ということから、グルテンフリーは注目されるようになりました。
○グルテンフリー食を実践する効果とは?
グルテンフリーにした場合、小麦粉も必然的に控えることになります。
この、グルテン・小麦粉を食べないことで、もし無自覚でもアレルギーがあった場合には、様々な不調が緩和されることになります。
パン食、パスタをやめて、消化器が軽くなった。
というような、日々のちょっとした好転もグルテンフリー食のメリットですね。
また、上記に挙げたような「食欲」「血糖」などの観点からも、小麦粉を控えた方が、美容とダイエットに良いということもあります。
ミランダ・カーのような有名なハリウッドのセレブ
ジョコビッチなどスポーツ選手
こうした美やパフォーマンスで一流を求める人物が取り組み、発信したことで急激に広まった流れもあるほど、今注目の食事法です。
小麦粉の代わり米粉でお菓子を楽しむ♪
グルテンフリーのお料理の小麦粉の代用として、代表的な食材は、米粉です。
米粉は、小麦粉と違ってグルテンがゼロ。
小麦粉のようなアレルギーは、米粉では心配ないんですね。
また、米は日本での生産量が多く、外国産がメインとなっている小麦粉と比較しても、米粉を使うこと自体が日本の農業支援にもつながります。
「小麦粉 → 米粉」
を始めるきっかけは、様々あると思いますが、アレルギーの方も安心して食べられるのは、嬉しいですね♪
今日は、基本の米粉のお菓子。
「グルテンフリー♪米粉のマクロビクッキー」
そして、クリスマスの贈り物にも喜ばれる「グルテンフリー♪米粉ジンジャーマンクッキー」のレシピをご紹介します。
米粉のクッキーをマクロビオティックで作るとバターなし、卵なしで美味しく仕上がります。
乳製品、卵アレルギーの方もお楽しみいただけるレシピです♪
○:*.★グルテンフリーマクロビの米粉クッキーレシピ★.:*○
○米粉クッキーを失敗しないコツ1
米粉のクッキーで大切なことは
- 粉類は、米粉のみで作らないこと。
- 小麦粉のレシピを米粉に代えて作らないこと。
米粉は、小麦粉と違ってグルテンがありません。
グルテンは、クッキーの「サクサク」食感のもとですので、米粉のみで作ろうとすると、食感が悪くなります。
サクサクというよりお煎餅のような、パリパリという感じです。
ということで、食感をよりよく補うために、ナッツパウダー、葛粉など、他の粉を混ぜます。
○米粉クッキーを失敗しないコツ2
米粉で焼き菓子を作る時に大切なポイントは「水分量を加減すること」です。
米粉は、その製品によって若干水分量が異なります。
そのため、レシピ通りに作ったのに、米粉の違いが原因で、生地の固さが異なることがあります。
レシピ通りに計量して作ってみて伸ばしづらい、成型しづらいなどの場合、以下を試してみてください。
もし生地がポソポソしてまとめづらかったら
→ 水分を足して混ぜてみる。
もし生地がゆるすぎてうまく型抜きできなかったら
→ 米粉を足して混ぜてみる。
というように微調整をしましょう。
また、グルテンがない分、小麦粉よりも伸びづらく、もろい生地になります。
成型の時に薄く伸ばしすぎると、天板に乗せる時に壊れます。
米粉のクッキーは、薄く伸ばしすぎないよう気をつけて下さい。
♪基本のグルテンフリー☆マクロビ米粉クッキーレシピ♪
【ひと口大30個分 材料・分量】
[A]
米粉 50g
アーモンドプードル 40g
葛粉(粉末タイプ) 20g
塩 少々
[B]
メープルシロップ 40g
菜種油 30g
【作り方】
- Aの粉類を全てボールに入れて、泡だて器でよくかき混ぜます
- Bのの材料も、全て別のボールに入れて、泡だて器でよくかき混ぜます
- 2に1を加えて、ヘラなどでしっかりと混ぜます
- まとめてラップにくるんで、10分休ませます。(生地がしっとりとなじみます。)
- めん棒で3㎜にのばします。(ラップに挟んでのばすと簡単です)
- お好みの型で抜きます。(または包丁で切り分けます)。
- 天板にオーブンシートを敷いて、並べます。
- 160℃に温めたオーブンで25分焼きます。
生姜がピリリとHot!な♪マクロビのジンジャーマン米粉クッキーレシピ♪
【ひと口大20個分 材料・分量】
[A]
米粉 50g
アーモンドプードル 25g
葛粉(粉末タイプ) 20g
無糖ココア 5g
ジンジャーパウダー 1g
[B]
メープルシロップ 40g
菜種油 20g
水 小さじ1
【作り方】
・作り方は、基本の米粉クッキーと同様です。
・粉類のところに、ココアとジンジャーパウダーを入れてください。
2つのボールを混ぜるだけの簡単マクロビクッキーです♪
卵なしバターなしでも、さっくり仕上がります。
粉類のところに、胡麻を入れたり、シナモンを入れたり。
アレンジも自由自在です。
また、ジンジャーマンクッキーには、ジンジャーを入れることでの、特に嬉しい効果があります♪
○ジンジャーパウダーの効能
ジンジャーマンクッキーに使われるジンジャーパウダー。
実はこのジンジャーパウダーが、この寒い季節にぴったりの食材♪
生姜は、体を温めることが知られていますね。
ですが、「生の生姜」と「乾燥・加熱の生姜」では、成分が違っているため、本当の「温め」を得るには注意が必要です。
生の生姜ではジンゲロールと言う成分が、血管を広げて一時的なポカポカ効果を作ります。
一方、加熱・乾燥の生姜では、ジンゲロールがショウガオールに変化をします。
このショウガオールは、ジンゲロールと違って熱を生み出すことを促進します。
ということで、生のショウガでは一時的なポカポカ効果しか得られませんが、加熱・乾燥ショウガでは、真のポカポカが得られます。
ジンジャーパウダーは、ショウガが乾燥状態になっていますので、真の意味で体を温めてくれるんですね♪
(お菓子に含まれる砂糖などの甘味料は、体を冷やしますので、 ジンジャー入りでも、食べ過ぎには注意しましょう!)
クッキーの日持ち・どのくらい保存できる?
クッキーは、湿気に触れないよう密閉容器に入れておけば、1週間ほどは美味しく楽しむことができます。
マクロビオティック、グルテンフリーのスイーツでも
クッキーは油分が多い食べ物です。
油の酸化を防ぐためにも、高温での保管は避けましょう。
きちんと密閉されていれば、冷蔵庫保管もOKです。
また、ジンジャーマンクッキーを、可愛くツリーに飾りたい♪
と言う方は、長期の取り付けは避けてください。
特に、湿気には弱いですので、一時的なお楽しみとして飾るのがオススメです。
今回のレシピは、固さがしっかりありますので、ぽろぽろと崩れる心配はありません。
パーティの演出として、ちょっと飾るくらいが丁度良いですね。
日々のおやつに、贈り物に、パーティに。
グルテンフリーのお菓子はいかがでしょうか?
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