Food

食の安全・家族の健康は、まず調味料を変えることから!

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食改善をする際、

どんな食事法を選ぶか?
どんな材料を使うか?

が先行しがちの昨今。

マクロビオティック、ローフード、リビングフード、ファスティング......など。
流行りの食事法・健康法を取り入れるだけでなく、まずは安全で健康的な食生活の基本から変える事を強くおススメします。

それはまず、自宅の調味料を変えること

調味料は毎日使うもの。
料理する際に絶対なくてはならないものです。

まず調味料を変えることは、毎日の食生活に大きな変化・影響をもたらします。

あなたの台所の調味料を変えることは、何か特別な調理法や食事法を学んだり、高価な食材・サプリメントを購入するよりコストもかからず、手軽にはじめられる食改善の基本なんです。

あなたは調味料を選ぶ時、何を基準に選んでますか?

調味料

あなたが調味料を選ぶ時、スーパーやコンビニ、デパートに買いに行き、<価格>を基準に選んでいるとしたら、いわゆる調味料もどきを選んでしまっている可能性が大きいです。

もどきや〇〇風ではなく、<本物>の調味料を選ぶことが大切。
本物の調味料とは、昔ながらの製法で作られた調味料のこと。

現代は、スーパー・コンビニ・デパートで、手軽に安い調味料が手に入るようになりとても便利になった反面、安全で健康的で美味しいからは大分遠のいてきているというのが実情です。

もどきと本物の違いって何?

本物の調味料とは

1.昔ながらの製法で作られ
2.食品添加物を一切加えられていないもの

を私たちは<本物>の調味料と言っています。

また、<本物>として上記2点の他、下記の基準を参考にしてみて下さい。


・上質な原材料を使っている
(遺伝子組み換えでない、農薬・化学肥料不使用または減農薬、放射線物質検査済みなど)
・乾燥や自然発酵、醸造などの工程を経て、時間をかけて作られたもの
・継続して購入できる価格と購入先があるもの

これらを<本物>の調味料としています。

もどき、〇〇風な調味料とは

本物でないものは大量生産され、価格を抑えるためや味を調整するために様々な食品添加物が使われてます。
〇〇風なもの・もどきなものは、本物と味比べをしてみると全く別物と感じてしまうはずです。

また、調味料の裏に記載されている原材料の表示を見れば一目瞭然。
アミノ酸、還元水あめ、〇〇エキス、砂糖添加などまだまだ沢山の食品添加物が入っています。

価格が安いからという基準で調味料を選んでいる場合、毎日これらの添加物を沢山体内に取り入れているわけです。

調味料を変えることが、食の安全・家族の健康を守るだけでなく、本来の食の美味しさ・楽しさを知る大きなきっかけにもなるんです。

調味料の基本、さ・し・す・せ・そ

昔から調味料の基本は「さ・し・す・せ・そ」という語呂合わせがあります。

さは、砂糖。
しは、塩。
すは、酢。
せは、醤油。
そは、味噌。

「さ」の砂糖ですが、様々な専門家が砂糖などの甘味料は極力摂取しない方が健康に好ましい。
また、自然健康・治癒学博士の松田麻美子氏も著書「女性のためのナチュラルハイジーン」の中で、”砂糖はさまざまな方法で健康を阻害してしまう。”と述べています。

また、同著の中で、

砂糖は、虫歯や歯周病、肥満、糖尿病の要因であるばかりか、乳がんの強力な危険因子であり、さらに免疫機能や消化機能の低下、老化の促進、花粉症ほか多数のアレルギー、動脈硬化や心臓病、脳梗塞、視力低下、脳神経異常ほか、たくさんの病気を引き起こす危険物質であることが研究で証明されています。

と、Nancy Appleton, Ph.D.「Lick The Sugar Habit」中の記述を紹介されています。

女性のためのナチュラル・ハイジーン―生理痛から乳ガン・更年期障害まで、「女性の悩み」すべて解消!

砂糖は可能な限り使用しないことが望ましいですが、
いきなり砂糖を排除!というと難しく感じてしまう人もいると思います。
その場合は、白砂糖からメープルシロップや生のはちみつ、精製されていない甘味料、ドライフルーツなどに変えてみてはいかがでしょうか?

上記さ・し・す・せ・そのほか、基本調味料には酒・みりんなども含まれます。
まずは、あなたの食生活の中で比重の大きいもの・毎日よく使うものから変えていくことが理想的です。

〇 塩

塩

塩は、自然塩・天日塩を選びましょう。
海水を長期間天日で乾燥させ作られた塩には、ミネラルなど海水の栄養素が凝縮されています。
味もまろやかで旨みがあり、とても美味しいです。

化学的な精製塩が良くないとされているのは、もはやよく知られている事実ですよね。
成分表示に塩化ナトリウムとしか表示してないものは避けましょう。

〇 醤油

醤油

醤油は、自然醸造・天然醸造(本醸造)のものを選びます。
原材料は、大豆(丸大豆)・小麦・塩で作られ、長期発酵(1年以上)させたもの。

昔ながらの製法でゆっくり自然醸造させ作られたお醤油は、色が綺麗で香りが独特で豊か、味わいも深くとても美味しいです。

私の祖母の世代(90代)の人たちは、昔手作りしていた醤油の味をしっかり覚えています。
その為、昔ながらの製法で作られたお醤油で頂くとき、祖母がとても懐かしそうに嬉しそうにしていたのを覚えています。

昔ながらの製法で作る醤油を「本醸造方式」といい、短期間で作られた醤油は、「混合醸造方式」という製法で作られています。

混合醸造方式では、長期醸造させた醤油に味を近づけるため、アミノ酸液を添加している他、「脱脂加工大豆」を使用しているものが多いです。「脱脂加工大豆」を使用すると、うまみの強さに優れる点が特徴です。「脱脂加工大豆」は、大豆から油を抽出した残りのカス(フレーク状)のもので、大量生産に向いている原料になります。

〇 味噌

味噌

全国それぞれの地方でその風土やそこに住む人にあった味噌が作られています。
九州では麦味噌(いわゆる田舎味噌)がよく作られていますし、東北地方では豆味噌が作られています。
その他、違う種類の麹を合わせて作った合わせ味噌や味噌国内生産量の八割を占める米味噌などがあります。

味も甘い味噌、辛口味噌などあり、色も白味噌、淡色味噌、赤味噌に分けられます。
味噌の色は、大豆を蒸すか煮るの違いであったり、熟成・発酵の期間でも異なります。

それぞれの地方で使用する原材料も若干異なりますが、こちらでは全国で一番作られている米味噌についてご紹介します。

味噌も天然発酵のものを選びます。
米味噌の原材料は、米・大豆・塩です。

醤油と同様、昔ながらの製法でゆっくり発酵されたものを選ぶことが大切です。

厳選された素材で長期発酵され作られた味噌は、味わい深くお出しがいらないほど旨みも強く香り豊かです。

醤油や味噌は減塩と表記されたものが販売されていますが、減塩のものではなく上記に記載した長期発酵の味噌・醤油を選ぶことをおススメします。

特に年配の方は減塩のものを選び購入される方が多いですが、減塩ということは、通常のものより腐敗しやすく、長期保存がきかないということ。
市販されている減塩商品には、腐敗防止・長期保存、味の調整のために食品添加物を加えています。

塩分を減らしたい場合は、味噌や醤油の量を減らし、お出しをしっかりとり、大切に育てられた旬の食材と調理します。
旬の食材は、1年で1番栄養価が高く、美味しく頂けます。しっかり丁寧にお出しをとれば、大満足のおつゆやお味噌汁を頂けます。

〇 酒

日本酒

料理酒として売られているものを使う必要は全くありません。
通常の酒(日本酒)で良いんです。

日本酒の原材料は、米と米糀(こめこうじ)でできています。
高価な酒を購入する必要はありませんが、お米と糀のみでできた酒(純米酒)を選びましょう。

料理酒として販売されているものの中には、水あめ・食塩・アルコール・調味料(アミノ酸等)・酸味料など食品添加物が多く入っているものが多くあります。

〇 酢

いろんな種類が出回っているお酢。
どのお酢を選べばいいのか迷ってしまいますよね。

用途によって使い分けるのはもちろんですが、基本のお酢として米酢についてご紹介します。

米酢は、和食にあったお酢です。
原材料は米のみ。

お米のみで作られた純米酢を選びましょう。
お米のみで作られているため、原材料の米にもこだわりのあるもの。
厳選されたものを使い、作られている純米酢を選んでみて下さい。

また、お酢番外編として、自家製梅干しを作られている方は是非梅酢を保存しておくことをおススメします。
梅酢は、梅干しを作る際に梅からでてくる液体です。

料理に使っても美味しく頂けるほか、この梅酢には、さまざまな健康に良いとされる効能があります。

昔から、のどが痛い時、風邪をひいた時には梅酢でうがいをするといい。
と言われています。

実際、私も実践してみて、その効果を体感しています。

梅干しを作らない方でも、自然食品店などで購入可能なのでおススメです。

〇 みりん

その他、よく使う調味料としてみりんがあります。
1度に使う量はわずかですが、和食には欠かせない調味料の1つです。

一般的にスーパーでよくみられるみりんは、みりんではなく「みりん風」の調味料なんです。

本来みりんとは、「甘味滋養飲料」という高級酒だったそうです。
戦国時代には、女性やお酒が苦手な人たちでも楽しめる甘いお酒として飲まれていたそう。

そのまま飲んでも美味しいのが本来のみりん。
ふくよかな香り、さわやかさ、自然なうまみと上品な甘さが特徴の調味料です。

みりんも昔ながらの製法で、長期醸造(2年以上の長期醸造)で作られているもの、
上質なもち米・米麹、純米焼酎で作られているものを選んでください。

現在、スーパーでよくみられる「標準的な本みりん」は、戦後開発された製法で2~3か月の短期醸造で作られ、もち米・米麹に醸造アルコールや水あめが添加されているものです。

また、「みりん風の調味料」にいたっては、アルコール分はほぼ含まれず、水あめやブドウ糖またはでんぷん質の糖化液にグルタミンソーダを中心とする化学調味料やアミノ酸液香料などが使われています。
粘りのある甘さや重い後味じが残るのが特徴。

【まとめ】食の安全・家族の健康は、調味料を変えること。それが美味しい食卓にも繋がっています。

食卓2
家族の健康、食の安全を守る際、食改善を行う基本的な一歩として、まず台所の調味料を変えることをおススメします。

健康のためと高価な食材・流行の商品やサプリメントを頻繁に購入することに比べれば、お金をかけずにできること。
また、話題の食事法を学ぶ前に、誰でも気軽に取り入れられることです。

毎日の食事に欠かすことのできない<調味料>から見直し変えることで、私たちの食生活の安全や健康は大きく変化します。

昔ながらの製法で作られた<本物の調味料>は、安全で身体にやさしいだけでなく、そのままでも美味しいんです。
本物の調味料は、調理することで、さらに食材を美味しくしてくれます。
また、小さな子供たちの味覚を育てる大きな役割を担ってくれます。

本物の調味料を選ぶ際は、原材料の表示が少なければ少ないほどいい。
昔ながらの製法、長期醸造・発酵、乾燥されたものを選ぶようにします。
原材料も厳選された上質なものが◎

調味料を変えることは、家族の食の安全・健康の土台を作り、味覚を育て、美味しい食卓を作る。
誰でも負担なくはじめられる食改善の一歩です。

 
下記は、厳選したおススメ調味料の一部をご紹介しています。

 
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